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僕は、何が何やらわからず混乱したが、まずは落ち着こうと女の子が着替えるのを待った。
女の子が着替え終わってから僕が、
「君はどこから来たの?」
と質問すると、
「公園」
と返事が返ってきた。
やっぱりこの子は、昨日連れて帰ってきた子猫なのだろうか?
さらに僕が、
「年齢は、何歳?」
と質問すると、
「3歳」
と返事が返ってきた。
(それって、猫の年齢でしょう!)
僕が悩んでいると、いつの間にか女の子は僕の膝に手をついて、僕の頬をペロペロと舐め始めた。
僕が、
「やめて!」
と言うと、女の子はキョトンとした表情で、なぜダメなの…と言いたいような悲しそうな眼差しをしていた。
僕は、
「ごめんね!
これからは、『モコ』って呼ぶよ!」
と言うと、モコが、
「ミャー」
と声を出したので、
「『ミャー』じゃなくて、こういうときは『はい』って言うんだよ!」
と僕は言い聞かせた。
とりあえず、お腹が空いたので、朝ご飯を食べようと準備することにした。
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