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「じゃあ、ママは肩をマッサージしてあげる」
雷知がタロウの肩を揉んだ瞬間、
「くすぐったい!!」
肩を揉まれるのが弱いタロウは腕をビクッと震わせた。
そのせいで、
「あん!」「っん!」
火花と風里の胸をわしづかみしてしまった。
「ご、ごめん!」
タロウが謝る。
「もう、ママが肩を揉むからだよ」
「タロウ、ごめんねぇ」
「・・・・わたしもいつかおねいちゃんたちみたいに」
水音が小さく呟く。
タロウたちの賑やかな声は、いつまでも
そしてこれからも聞こえ続けていた。
めでたしめでたし。
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