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朝ごはんを終えたあと、タロウと火花は、
森の入り口に立っていた。
「僕が前を行くからついてきて」
「わかったよ、タロくん」
ガサガサと森に入っていく。
ーーーーー
森に入っていく30分ほど経った。
「うぅ~、全然見つかんないよ」
火花がぽっぺたを膨らませて言う。
「野生の動物たちが食べちゃってるのかな?」
タロウが周りを見渡す。
タロウたちの住むこの島は、住人はタロウたちだけで、あとは動物が生息している。
「しかも暑いし。汗だくだよ」
火花が着物を摘まんでパタパタして中に空気を送り込む。
「あ!そういえばこの近くに川があったよね!
そこで水浴びしたい!」
火花が提案する。
「そうだね。のども乾いたし行こう」
タロウたちは川に向かって歩き出した。
ーーーーー
「プハァッ!気持ちいい~!!」
川に着いてすぐ、火花は着物を脱いで裸で川に
飛び込んだ。
「タロくんも早く!」
「分かった」
タロウも着物を脱いで川に入る。
タロウは火花の所まで泳いでくる。
「暑かったから生き返るね!」
「そうだね」
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