第2話 森林トレジャー

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朝ごはんを終えたあと、タロウと火花は、 森の入り口に立っていた。 「僕が前を行くからついてきて」 「わかったよ、タロくん」 ガサガサと森に入っていく。 ーーーーー 森に入っていく30分ほど経った。 「うぅ~、全然見つかんないよ」 火花がぽっぺたを膨らませて言う。 「野生の動物たちが食べちゃってるのかな?」 タロウが周りを見渡す。 タロウたちの住むこの島は、住人はタロウたちだけで、あとは動物が生息している。 「しかも暑いし。汗だくだよ」 火花が着物を摘まんでパタパタして中に空気を送り込む。 「あ!そういえばこの近くに川があったよね! そこで水浴びしたい!」 火花が提案する。 「そうだね。のども乾いたし行こう」 タロウたちは川に向かって歩き出した。 ーーーーー 「プハァッ!気持ちいい~!!」 川に着いてすぐ、火花は着物を脱いで裸で川に 飛び込んだ。 「タロくんも早く!」 「分かった」 タロウも着物を脱いで川に入る。 タロウは火花の所まで泳いでくる。 「暑かったから生き返るね!」 「そうだね」
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