第2話 森林トレジャー

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「おいしい!」 満面の笑みで言う。 「紛らわしいよっ!」 タロウがつっこむ。 「タロくんもどーぞ」 火花が桃を取り、タロウに投げる。 「ありがと。いただきます・・・・もぐもぐ。 うん、うまい」 「それじゃこれを少し取って、風里たちにも上げよう」 そう言いながら火花が木の枝から立ち上がり桃を 取り始める。 「落ちないように気を付けてよ」 「だいじょぶ、だいじょぶ!」 火花は取った桃を持っていたカゴに入れる。 「よし、集まった。タロくん、カゴ受け取って」 「分かった」 火花が落としたカゴをタロウが受けとる。 その時、 「あっ!やばっ!!」 火花がバランスを崩して木から落ちる。 「ねーちゃん!!」 落ちてくる火花の真下にタロウが行く。 ドン!! 「いたたた・・・・あれ?タロくん?」 「むが、むぐぐぐ、んー!んー!」 落ちた火花は、タロウの顔にまたがっていた。 タロウは股間を押し付けられ窒息しかけていた。 すぐに火花がどく。 「ごめんねタロくん!」 「ゴホッ、うん、大丈夫だよ」 タロウは立ち上がる。
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