第3話 ショッピングへ行こう!

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第3話 ショッピングへ行こう!

「ごちそうさまでした」 朝食を食べ終えたタロウが、食器を台所に持っていく。 同じように水音と風里も食器を持っていく。 シンクに食器を置くと、水音が喋り出した。 「お兄ちゃん、今日、風里お姉ちゃんと村に買い物に行きたいんだけど一緒に行こうよ」 「買い物?」 「うん。おこづかいをもらえたから」 月に一度、雷知からタロウたちはおこづかいを もらっている。 「いいよ、行こう」 「じゃあ、わたしたちが準備できたら教えるね」 風里が言う。 「風里ねーさん、そういえば火花ねーちゃんは?」 「まだ寝てるから起こさない方がいいんじゃない?」 「そうだね」 ーーーーー 「それじゃあ行くよ」 「いいよ」「大丈夫よ」 出掛ける準備をしたタロウたちは船に乗っている。 水音が水面に手をかざして呟く。 「ミズクジラ、出ておいで」 船の下から水で作られたクジラが現れ、船を運ぶ。 ーーーーー 「着いたー!」 船が村に着いた。 タロウたちは船から降りる。 「お疲れ水音」 「ありがとう水音ちゃん」 タロウと風里が水音に、礼を言う。 「まずどこに行くんだ水音?」 「まずは着物屋さんに行く!」 3人は着物屋に向けて歩き出した。
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