第3話 ショッピングへ行こう!

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3人は、『着物・月夜』と書かれたお店に入る。 店の中には他のお客さんはおらず、 様々な色に染められた着物が棚に置いてある。 「うわー、キレー!」 水音は、猫の柄の着物を手に取る。 「これもいいわよ」 風里も桜の柄の着物を手に取る。 「お兄ちゃん、ちょっと試着してきてもいい?」 「いいよ」 「水音ちゃん、一緒に着替えよ」 そう言って二人は試着室に入っていった。 「・・・・」 タロウは試着室の前に立っている。 試着室から声が聞こえてくる。 『ん?水音ちゃんどうしたの?』 『お姉ちゃん・・・どうしたらおっぱいおっきくなるの?』 『おっぱい?んー、そうだなぁ、いっぱい寝たら おっきくなったからなぁ』 『わたしもちゃんと寝てるのに・・・・』 『ママは、マッサージするといいって言ってたよ』 『マッサージ?どうやるの?』 『ちょっと失礼』 『あん!お、お姉ちゃん!?くしゅぐったいよ!』 『痛い?大丈夫?』 『い、痛くはないけど・・・なんか・・・なんかぁ』 『水音ちゃん、あんまり動くと、うわっ、 倒れる!』 そんな風里の声の後、二人が試着室から飛び出てきた。
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