第3話 ショッピングへ行こう!

3/4
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
「うわぁ!!」 試着室の前に立っていたタロウも巻き込まれて3人が倒れる。 「いててて・・・っ!?ちょ、ちょっと!!」 自分の上にのしかかった風里たちを見てタロウは 驚いた。 着替えの途中だった二人はパンツだけを履いた姿 だった。 「二人とも、ちゃんと着替えなさい!」 タロウが二人を叱る。 二人は「ごめんなさい」と言って試着室に戻って いった。 ーーーー しばらくして、試着室のカーテンが開く。 「どうかな、お兄ちゃん?」 「タロウちゃん、似合う?」 水音は猫の柄の着物を着て、風里は桜の柄の着物を着ている。 「二人とも似合ってるよ。すごく可愛い」 タロウが褒めると、二人はほほを赤らめる。 「えへへへ、嬉しい」 「お姉ちゃんも嬉しい」 ーーーー 着物屋で買い物を済ませた3人は、そのほかにも 食堂で昼食を食べたり、 武器屋でタロウが使う木刀を見たり、 動物屋で犬や猫とふれあったりして楽しんだ。 ーーーー あっという間の夕方。 「うーん、いっぱい遊んだね!」 「楽しかったわねぇ~」 「僕も楽しかったよ」 遊び終えた3人は、船に乗り込む。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!