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「うわぁ!!」
試着室の前に立っていたタロウも巻き込まれて3人が倒れる。
「いててて・・・っ!?ちょ、ちょっと!!」
自分の上にのしかかった風里たちを見てタロウは
驚いた。
着替えの途中だった二人はパンツだけを履いた姿
だった。
「二人とも、ちゃんと着替えなさい!」
タロウが二人を叱る。
二人は「ごめんなさい」と言って試着室に戻って
いった。
ーーーー
しばらくして、試着室のカーテンが開く。
「どうかな、お兄ちゃん?」
「タロウちゃん、似合う?」
水音は猫の柄の着物を着て、風里は桜の柄の着物を着ている。
「二人とも似合ってるよ。すごく可愛い」
タロウが褒めると、二人はほほを赤らめる。
「えへへへ、嬉しい」
「お姉ちゃんも嬉しい」
ーーーー
着物屋で買い物を済ませた3人は、そのほかにも
食堂で昼食を食べたり、
武器屋でタロウが使う木刀を見たり、
動物屋で犬や猫とふれあったりして楽しんだ。
ーーーー
あっという間の夕方。
「うーん、いっぱい遊んだね!」
「楽しかったわねぇ~」
「僕も楽しかったよ」
遊び終えた3人は、船に乗り込む。
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