第4話 竜宮城1泊2日 前編

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「相変わらず広いねー、ここは」 火花たちは、竜宮城の庭のところにあるプールに 来た。 「水音がいっちばーんっ!!」 そう叫んで浮き輪を装備した水音がプールに 飛び込む。 タロウたちも後に続く。 ーーーー 「あれ?優子さんだ」 しばらくプールで遊んでいたタロウたちの所に、 車輪の付いた台に、数枚の皿と袋のを乗せた優子が来た。 タロウたちはプールから上がり優子に近づく。 「どうしたの優子ちゃん?」 風里が聞く。 「みなさんどうも、動物たちのごはんの時間なんです」 「動物?ペットなんて飼ってた?」 水音が聞くと優子が答える。 「飼っているわけではなく、この島に住む野生動物たちにごはんをあげてるんです」 地面に並べた皿に、袋の中のエサをコップで すくって入れる。 そして優子が『ピッピッ』と口笛を吹くと、 草むらから犬や猫がやって来た。 猫たちは皿に近づきエサを食べ始める。 「可愛い!にゃんこだ!」 「わんちゃんもいるね」 水音と風里が喜ぶ。
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