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「優子さん、動物たちに触ってもいいかな?」
「そっとなら大丈夫ですよ」
火花たちは、ゆっくり近づいて猫や犬に触れる。
「可愛い~!よしよし」
水音が猫のアゴの下をくすぐる。
「みなさん、もうすぐ昼食なので、後で着替えて
座敷部屋へお越しください」
「分かりました」
タロウが、答える。
ーーーーー
「うわー、おいしそー!」
着替えて座敷部屋へやって来た火花が、テーブルに並べられた昼食を見て言う。
座敷部屋には雷知と乙姫も来ていて、優子と一緒に昼食の準備をしていた。
「わたしたちも手伝います」
そう言って風里たちも手伝い始めた。
ーーーーー
昼食の準備が終わり、みんなで食べ始めた。
「うん、おいしい」とタロウ。
「このお魚おいしいね」と風里。
「たまご焼きふわふわ」と火花。
それぞれが賑やかに話ながら食事をする。
ーーーーー
食事を始めてしばらくした後、優子が乙姫に話し
かける。
「乙姫さま、お風呂は夕方ぐらいに準備したら
よろしいですか?」
「そうね、それでおねがい。そうだ雷ちゃん、
今日のお風呂は特別よ」
「特別?」
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