第4話 竜宮城1泊2日 前編

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「乙姫さん、このお湯って、なにか効能ってあるんですか?」 「肌ツヤが良くなるわよ」 火花の質問に乙姫が答える。 「タロくんの肌もスベスベになった?」 そう言ってタロウに近づき、腕を取って触り始めた。 すると、 「うわ!すっごいスベスベ!風里と水音も触って みな」 風里と水音も近づき、タロウの体を触る。 「ほんと、肌がなめらかだね。羨ましい」 「お兄ちゃんの肌、女の子みたい」 「だけど、火花おねーちゃんも負けてません!」 火花はタロウの手を、自分のおへその辺りに触れ させる。 「わたしだって!ほら!」 風里はもう1本の手を、自分のわき腹に触れさせる。 「おねーちゃんたちも負けてないでしょ!?」 自分に張り合ってくる二人に、タロウは冷静に 突っ込む。 「元から僕は競ってないから・・・・」
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