第1話 どんぶらこ、どんぶらこ

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「ああそうだ、タロウ、火花、ご飯食べたら、畑の野菜を収穫を手伝って」 雷知が、言う。 「うん、わかった」 「いーよー」 タロウたちは、にぎやかな朝食を過ごした。 ーーーーー 「いい天気だー!!」 長靴をはいた火花が、両腕を伸ばし、伸びをする。 朝食を食べ終えた後、家のそばにある畑に、 タロウ、火花、雷知が立っていた。 3人は畑仕事用の服に着替えていた。 「じゃあ、まずはキュウリを収穫しよう」 雷知がカゴをタロウたちに渡す。 畑で育てた野菜は、自分たちで食べる用と、 残った分は、島の外にある村などで売ってお金を 稼いでいる。 タロウたちの住む島は、一年中気候が良く、 美味しい野菜が育つ。 「ふぅ、ママ、このぐらいで大丈夫?」 火花のカゴにはたくさんのキュウリが入ってる。 「うん、大丈夫よ」 「他には?」 火花が、カゴを置きながら聞く。 「あと、トマトとなすが向こうにあるからそれも お願い」 「りょうかーい」 タロウたちは、お昼まで畑仕事にいそしんだ。 ーーーーー 「よっし!釣りでもやるか!」 畑仕事が終わり、昼食を食べたあと、 タロウは釣りざおを持ち、砂浜に来た。
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