レッスン1

20/28
前へ
/28ページ
次へ
次第に力が抜けて 脚が自然と開いていく 私は脚の力だけでは抵抗できなくなり 手をつかい 彼の力強い腕を制止した 「も、もう、だめです」 「お、おわりに、もう、、」 彼の指がピタりと止まる 「まだ、始まったばかりですよ」 「まだ入り口にも到達していない」 「残念ですね、、」 彼の「はぁ、、」と深いため息がこぼれた 残念 その言葉に深い哀しみが込み上げてくる 「ま、まだ」 「まだ、大丈夫です、、」
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加