レッスン1

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残念という彼の声が、私を喜びの崖から哀しみの谷へ突き落としていく 「い、いやとか、そ、そんなんじゃなくて、、」 嫌われたくない そんな彼に対する単純な思いが 私が言った言葉をぐちゃぐちゃにしていく 何が真実で 何が嘘なのか 自分でもわからなくなるほどに 私は彼が好きなのだ 「じゃあ、なぜ拒否するのですか?」 彼は意地悪にそういうと、耳たぶをくちびるで挟んだ 「あっ、、」 吐息が無意識に溢れる
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