国王と臣下の間柄(2)
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襟元やマントを整えてもらいながら返事をすると、緊張が伝わってしまったのか、フラットは優しく微笑んだ。 「変に下心を出さず、いつも通り自然体で振る舞っていただければ大丈夫。どう転んだとしても、後のフォローはいたしますから」 ぽん、と背中を押され、頷く。 「頼むぞ。――では、行ってくる」 俺はファレを伴って、中庭へと向かった。
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