下「幽霊トンネルの女の子」

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「これ、2人に感謝の気持ち。クッキーなんだけど良かったら食べてね!」 俺と智秋はびっくりして、花野から手作りクッキーの袋を受け取った。 花野は照れ笑いを浮かべている。 「サンキュ、花野」 智秋が笑みを浮かべてお礼を言う。 俺も笑みを浮かべ「ありがとう、花野」とお礼を言ったら、花野はさらに頬を染めてにっこりと笑ったーー。 また、退屈な日常が始まるのだろうか。 けど、少しずつその当たり前だった日常が変わり始めている気がする。 平和な日常を壊してしまう、恐怖の日常。 俺の知らないところで…いや案外近くに、その恐怖の日常は潜んでいるのかもしれないーー…。 【完】
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