神託の盾

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部屋にはアニスとモースだけになった とりあえずアニスは荷物の整理をし始めた。   「アニス。お前には任務を与えようと思うのだが…いいかね?」   「……」 アニスは整理している手を止め、考えた (任務?)   「何、簡単な仕事だ。 まぁ断ってもらってもかまわんぞ。」   なら断ろうと思った。 しかし、アニスはとうとう、このうますぎる話の裏を掴み始めるのであった 「ただし、借金の肩代わりをしたのは誰だったかね?」   (っく……やっぱり。こうきたか) 「…モース様です」   モースはほくそえんだ そう断れば、借金の肩代わり等、白紙になる そんな迷惑は掛けられずアニスは承諾した。   「では付いてこい」
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