神託の盾

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モースの後に付いていくと、そこは教会の地下にある信託の盾本部であった。 さらに奥へ、地下へと進みある修練場に付いた   「お前にはこいつらと戦ってもらう」 モースが言うと、4人のオラクル兵が出てきた。   「ただし、こいつらには今日は勝たなくともよい。1ヶ月後に勝て。もし負ければ借金の話も無しだ。いいな?」 モースは相変わらずムカつく笑みを浮かべている。   「とりあえず、今日はお前の実力を見せてもらおうか。 …やれ」 モースが合図をすると、一人が突っ込んで来た   (一人? 楽勝楽勝) アニスは杖を取り出し詠唱を始めた しかし、すぐに止め、敵の斬撃をかわした   (ちょっと❗ 嘘でしょ?) 修練場が狭いのか、それとも敵のスピードが速いのか、よく解らないが、とにかく詠唱を唱える時間がなかった 防戦一方である。   「…行け」 モースの声が聞こえた と思ったら、敵は4人に増えていた 一人でてこずったのである。 すぐさま角に追い詰められ剣を喉元に向けられた。     (ま、まけた…) アニスはその場に崩れた         「一ヶ月後だ」 そう言うとモース達は修練場を去って行った
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