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「…………」
30発程撃ったところで、
ようやくリミテッドの詠唱をやめた
周囲には肉が焼け焦げたような鼻をツンとつく異臭が漂った。
「く、くそ…」
瓦礫から這い出した男の前にアニスは立った
「た、助けてくれ…」
他の二人も瓦礫から出ようとしていた
アニスはリミテッドの直撃は避けていたので、3人は打撲、打ち身等、酷くて重度の火傷を負ったぐらいだった
男は震えていた
初めてではないが、死の恐怖。
"死"は何回も見てきた
いつも"与える"側だった。
しかし、今は違う
"死"が今まで以上に近づいていた。
「次来てみなさいよ…もし今度パパとママに変なことしに来たら……」
アニスは瓦礫をどかし、睨んで言った
すぐさま3人はケガが嘘の様に走り去って行った
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