いつもの顔に

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チュンチュンと鳥の鳴き声と共に目が覚めた。 携帯にてを伸ばし、ため息が漏れる。 「……朝だなぁ。」 ダルい体を起こして服に手を通して入れば玄関の鍵が開く音がした。 ガチャ………ガタン! 俺は服を畳んで部屋を出れば玄関に腰を下ろす後ろ姿、「…朝帰りかよ。」 小さく呟けば「あ、ごめん。起こした?」 「…いいや。自分で起きてたさ。」 そう言えば彼は少し驚いた顔をして笑った。 「偉いね。裕太が自分で起きるなんて。」 そう俺はいつも起きないのだが、何でかなぁ。 「目覚めが良くてさ。荷物持つよ。」 帰りに買い物もしてきたのかスーパーの袋も置いていた。 「ありがとう。裕太は優しいね。」 二人でキッチンに入って冷蔵庫に入れた。 「ふぅ、疲れたぁ。朝帰りとかどれだけ働けばいいんだよ。」 「お疲れ様。ハーブティ淹れるよ。」 いつもはコーヒー何だが寝る前のコーヒーは体に良かないと思いお湯を沸かした。 「その間に着替えてきたら?……おい。」 振り返れば座りながらコクコク居眠りして倒れかける体を慌てて支えた。 「!危ないって!!「あ、寝てた?」 嫌々、寝てたよね?
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