第2章 11月19日土曜日
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「ねえねえ、クリスマスどうする?」 ユリカは、座布団の上に尻をのせたまま、話しかけてきた。俺は、ベッドの上に寝転がった状態で、頭だけユリカの方を向く。自然と、この位置が俺の部屋でのお互いの定位置みたいになっている。冷静に考えれば、彼女が来てるのにもてなしもせずに寝床でごろごろするとは、失礼な男だな、俺。 「んあ?」 俺は適当な返事をした。 「ふふ。ショウくん眠そう。」
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