4人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ゛?何だって?」アヤちゃんの言葉の刺が引っ掛かる。
「『君はうちの最終兵器だから』って言われる『ベンチウォーマー』なんじゃないの?」そのままの意味だった様子のアヤちゃん。
「そんな事無い!僕のタレントは凄いに決まっている!」僕も遊鬼ほどではないが「ダメな人、凄い力を秘めている説」を信じる、少年の心を持ち続ける純粋な少年と言える。
「私は今のナル君が好きなだけよ…」とポツリと呟く。
思わぬアヤちゃんの言葉に「え?」と頭を真っ白にして聞き返してしまう。
急に自転車をキキッとブレーキをかけるアヤ。
「か…勘違いしないでよっ!
I like a Naru,but I don't love Naru.
(私はナル君が好きです。しかし、
ナル君を愛していません)よっ!」
アヤちゃんはうつむいており顔は見えなかった。
どういう気持ちの真意があったか?までは分からない。
少なくとも好意が有るのが分かったぐらい…
最初のコメントを投稿しよう!