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「大学生時代から結婚を前提にお付きあいさせて貰っている方が居ます。彼女は僕の仕事を理解してくれていないのが唯一の心配ですね」と答えてくれた。
「いるんだっ!」と言うのが皆の第一声。驚きを隠せない様子でざわついてしまう。能力の事よりもそちらの方に気がとられてしまうくらいに。
「ももももしかして、コレッ、伊達先生の本音かぁ?!」と説明を聞いておきながらグゥに質問をしてしまう。
「100%そうでしょうね」確信ありげにグゥは当たり前のように言う。
「恐くねぇか、グゥ?」
「えっ?!何がですか?」
タレントの強みをまだ分かっていないので、僕は僅かばかりの恐ろしさを感じてしまった。
「何でも分かるんだろ?」
「そう言う能力なんで」
驚きが常識。になった時の恐さを拭えない。能力だから。と言っても、こんなに簡単な事でえげつない真実を知ることが出来るなんて…!と想像すら出来なかったからだろう。
タレントは、天使か、悪魔か、使う人次第なのか。
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