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「今時小学生でも分かるべ?バカだなぁナルは」
「カードゲームバカ&僕と同じバカに、バカって言われる筋合いは無いぞ?」
遊鬼のバカさ加減は、僕とどっこいどっこいだ。
「痛い所を…だが、本当に知らないのか?」
遊鬼は確認するように聞き返してきた。しかし、タレントなんて言葉は見当もつかないくらいだ。
何も知らない僕の顔を見て遊鬼が言う。
「タレントってのはだなぁ…」と言い出した所で、近くの席に座っていたウェンディからの殺気を感じて、遊鬼は口をつぐんでしまった。
ウェンディは、はねっ毛のあるロングヘアーが特徴的な僕の幼馴染みの女子の一人。僕、遊鬼、ウェンディを合わせて3バカとも言われる。
ウェンディは上田と言う普通の名字があるが、中学校の時に「Wednesday」を「ウェンディ」と読んだ所からそう言う仇名になった。
「あー…うん。そう言うモノだ。グゥを見てれば分かるヨ」急によそよそしくなる遊鬼だった。
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