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「僕はこれでも学生の頃は演劇部にいたくらいだぞ?経験が有るに決まっているじゃないか」と力強く答えた伊達先生。
好青年らしいルックスだが、どうもメガネはカッコつけのようにしか見えないし、教師の割に抜けている所があるので、みんなからは伊達メガネ等と呼ばれて、親しまれて?いる。
「ふむ。出来ない事は無さそうだな…」腑に落ちない様子の冥。このまま引き下がらないのが冥。
「サクラは脚本が書けるのか?」矛先が変わる。
「サクラ、中学生の時に応募した小説はどうだったんだ?」フォローする形で伊達先生が聞く。
「ぇと…直木賞最終選考止まりです…」恥ずかしがりながらも、サラッと凄い事を言う。
「舞台用に僕が直すだけだが、問題は有るか?」
伊達先生は冥に念を押すように聞いてみる。
冥もヤケになったのか、他の選ばれた人にも相応しい人材か?を訪ねてみる。
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