大っ嫌い。けど好き。

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――夜―― 「くかー、くかー」 夜になり、お兄ちゃんがベッドで寝ています。 「みゃうっ」 私は、お兄ちゃんのいるベッドにジャンプし、お兄ちゃんを起こさないように足を忍ばせます。 そのままお兄ちゃんの隣で、体をとぐろを描くように丸くします。 「んん……」 お兄ちゃんが、無意識下で登ってきた私に手を伸ばし、優しく撫でます。 「みゅ……ぅ」 その手が、暖かくて、優しくて、安心します。
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