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      待て。 ちょっと待て。     な…       『なんなんだお前は』   口に出たのはなんとも間抜けな質問だった。     「あぅ…なんなんだはこっちの台詞。」     俺に声をかけた人物は、車内の中央で転げていた。 耳を片手で押さえながら、ふらふらと立ち上がる。     見たところ、俺より2、3年下の少女だ。      
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