記憶の果てで

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柚美「良くん」 ??「大丈夫だよ柚美ちゃん」 後ろから男の声がする。 男は、柚美の肩に手を乗せた 柚美「雪!!」 雪「聡も一緒だよ」 ??「ったく、世話がやけるな~」 片方の肩に良を乗っけた男が現れた 雪「聡!!あ…」 聡「安心しな。気絶してるだけだ」 聡は気を失っていた紗也を見つけ、もう片方の肩にのせた。 柚美「ふへ?」 聡「ふへ?…じゃあねぇ~、とっとと戻るぞ、蘭道に殺される前によ」 柚美「そうだね」 柚美は立ち上がろうとしたが立てなかった。 雪が柚美に手を伸ばす 雪「柚美ちゃん力を使いきっちゃったんでしょ?だからだよ。力を使うと、体力も使うのは知ってるよね」 聡「しかもお前の力を使える限界回数は5回だ。それ以上はお前の体力から使われる。」 雪「紗也の強化・防御…etc。他にも前の任務で体力は減ってるしね。」 聡「まぁお前の体力のなさじゃあ、動けないで当然ってことだ。雪、お前は柚美を担げ。俺はこのルーキー君と…」 肩に乗っている紗也を見る 聡「この猿を担ぐ」 紗也「誰が猿よ!!」 紗也は聡の背中を思いっきり叩く。 聡「痛!!何しやがんだこの猿女」 聡は苦痛の表情を浮かべる 紗也「下ろしな。このアホ。あたしは柚美とは違うんだから一人で行けるわよ」 聡「へぇへぇ。じゃあ自力で降りてくれ…まぁ出来たらな(笑)」 紗也「言われなくても降りてやるわよ。あんたの肩からなんか。あ~。気持ち悪い」
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