記憶の果てで

14/15
前へ
/100ページ
次へ
紗也は聡の肩から降りようと体を動かしたが… 紗也「あれ…?」 聡「どうした?早く降りろよ」 紗也「わかってるわよ。うるさいなぁ。あれ、何で動かないの」 紗也は足をバタバタしているだけだった 紗也「な・なんで体が動かないの?聡あんた変なことでもあたしにした?」 聡「馬鹿。誰がてめぇに、なんかしようなんて思うかよ。お前は単純に力の使い過ぎで、体が限界に来てんだよ。だから言ったろ、出来たらなって(笑)」 紗也「さ・最悪~」 聡「へ!!わかったらおとなしくしてろ。猿」 紗也「だから猿って言うな~」 紗也が再び肩に向かって拳を振り上げようとしたが 紗也「あれ?力が入らない。」 聡「お前本当に馬鹿だな。立ち上がりも出来ない人間が人を殴れる力なんかあるわけないだろ」 紗也「き~むかつく」 聡「おらわかったらおとなしくしてろ。おい行くぞ雪」 雪「OK」 聡「しっかり捕まってろよ。紗也」 紗也「わ・わかったわよ」 聡と雪はその場を立ち去った ??「ありゃりゃこりゃまた派手にやられたね~。バスターズのやつらの仕業かな?」 死神はか細い声で微かにこう言った 死神「に・ん・げ・ん」 そう言うと死神は灰になった ??「人間?ふ~ん。おもしろいじゃん」 そう言うと男はその場を去った。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

74人が本棚に入れています
本棚に追加