第2話

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嫌い。 大っ嫌い。 親も友達も、みんな大っ嫌い。 …いや、嘘ついた。 居ないじゃん。友達も、親も。 でも、どうでもいい。 寂しくないし哀しくもない。 生きてんのか死んでんのか、そんな事すらどうでもいいんだから。 「おにーさんこんばんはっ」 ただ適当に笑って適当に甘えて適当にヤって それだけの毎日。 そんな最低な毎日がまた終わるハズだったあの夜 柊斗さんに出逢った。 第一印象は優しそうでキチンとしてそうで 言ってみれば楽勝そうな人だった。
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