第2話

6/6
前へ
/166ページ
次へ
「だって…明日も来るかもよ?」 「いいよ?てか泊まってけばいいじゃん」 「や、でも…、」 「ほら、これ部屋着な」 でもとかだってとかグチグチ言ってる唯に投げつけるスウェット 「待ってよ柊斗さん、」 素直に話聞いてると逃げられそうだから、待ってなんかやらない。 それに大人だからって余裕ぶってるのがバレるのも時間の問題で 「いーから。じゃあ鍵は玄関置いておくから。風呂でも入って着替えてこいよ。ほら」 ほらもうボロ出てる。 強引すぎだろ俺さん。 でもなんかもう、このまま帰したら会えない気がしたから。 そしたらなんか、後悔する気がしたから。 なんとなく、だけど。
/166ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加