第3話

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そんな感じで半ば無理矢理こじつけた唯との接点は 身体と寝る場所、2つに増えた。 毎日ではないけれど少しずつうちに来る日が増えて、週の半分以上は俺の隣で寝るようになった。 それに比例して少しずつ増える唯のもの …っていっても歯ブラシとか着替えくらいだけど。 それを見るのがちょっとだけ嬉しくて、 弟がいたらこんな感じかな?なんて思ったりもした。 ……弟は抱かないけどな。 「柊斗さん。俺今日は出かけるから。また明日来るね?」 すっかり唯の役目になった手作り朝ごはんを片付けながら唯が言う。 「うん。りょーかい。」 どこいくの?なんて聞かないようにしてる。 そんなの唯の自由だし、縛る権利もない。
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