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「…え、いや…は?」
なに、言ってんだこの子…
「んー、じゃあ言い方変える。ヤラらせてあげるから一晩泊めてくれない?」
いや、言い方の問題じゃねえだろ…
「だめ?」
だめっつーか…
だめだろ。
「見た感じすげえ若いし、そもそも男だろ?俺もお前も」
「あー、おにーさん男とシた事ないんだ?へーきへーき俺じょーずだから」
「ちょ…、いやそーゆう…」
そーゆう問題でもねえし…。
「ねえ、おにーさん名前は?」
「……柊斗」
「しゅーとさん。家どっち」
「…あっち」
「よっしゃ」
…あれ?
俺なんでこんな変な奴に個人情報教えてんだ?
酔ってんのか?
そうか、酔ってんのか。
…なら、いーか。
なんて。
あの時の俺は多分、普通のテンションじゃなくて。
とにかく孤独を、感じたくなくて。
誰でも何でも良かったんだと、思う。
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