うふふの時間

ポーーーク！！

昔車通勤をしていた時の話。

私は田舎道を毎朝ガタガタ走って田舎から田舎の会社に行ってました。

ある朝、信号で私の前にブタが沢山乗ったトラックが停まりました。

みんな私にお尻を向けていたのですが一頭だけこちらに顔を向けているブタがいました。

殺気立ってる顔が怖くて視線を合わせないように違うブタのお尻を見ていたのですが。

あ、誤解のないようにしておきたいですが、視界にズラリとブタのお尻。
そしてしょっちゅう赤信号で止まるためについついお尻を見てしまったのでした。

一本道の田舎道。
ブタ達の車と私の車は同じスピードでゆっくり進んで行きます。

ふと、考えてしまいました。

ハムかな？ソーセージかな？

ブタにとっては大迷惑な視線ですね。

じーーっと見ているうちに違和感を感じました。

一頭だけしか顔を向けてなかったブタ達が何故かほとんどこちらを向いている！
そして何故かヒステリーを起こしてるようにブヒブヒ暴れぎみに身体を揺らしている！

そして更にお尻をどつかれた隣のブタからこっちを次々に向き始めていたのでした。

なんで分かったのだろうか？
私が君たちを見てハムを連想してしまった事が…深く反省をしてブタ車から距離を置いて走る事にしました。幸い後ろもガラガラです。
じりじりとスピードを落として行く私…。

ヒステリーを起こしたブタ達が少しずつ小さくなっていく…はずが。

またもの赤信号…

結局私が道を曲がるまでブタ達と付かず離れずでドライブしたのでした…。