出会い ーother sideー

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このスーパーで働き始めて三ヶ月が経った頃、髪をショートにして色を明るくした。 ピアスももっと開けたかったけど、それは無理だろうと思った。 彼女は「わ~、みっちゃんカッコいい!」と褒めてくれた。 「自分は樹里さんに褒められても嬉しくないです」 「なんでー?」 「もっと可愛いコに褒められたい」 「失礼な!」 この頃になると毎日一緒に帰っていたということもあり、樹里さんと急激に仲良くなった。 十歳も年上だけど、樹里さんが構いやすくて舐められやすいキャラだったからかもしれない。
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