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「なんか、、、お母様、イメージと違っていて驚いた。でも、いい人そうで良かった。景樹さんを産んで育てたお母様だもんね、いい人に決まってるんだけどさ」 ふふふ、でも、思ってた人は、もっと繊細な人だったんだ。 心を病んでいたって聞いたから、、、偏見かもしれないけれど...。 「あの人...母さんは、若い頃、美人で明るくて人気者だったらしいんだ」 うん、イメージできる。 「父さんは、正反対の人で。真面目で冴えなくて顔だって俺にそっくり」 そっか、景樹さんとお母様は似てないと思ったけど。 景樹さんは、お父様似なんだ。 なんだか、ちょっとお父様にも会ってみたいな。 景樹さんは、もうお父様には会う気がないらしいけれど...。 「どうして、そんな正反対の2人が結婚することになったかわからないんだけど。そんな真面目だけが取り柄だったような父さんに浮気されて、母さんは相当傷付いたみたいなんだ」
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