雨の日に

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・・・ポツ 外を見ていた私の目に、窓ガラスについた水滴が映る。 もしかして、 ポツ ポツ 2粒3粒増えていって、水滴はすぐに数えられなくなる。 嫌な予感がする ・・・ザー ザザ・・・ 委員会中、突然降り始めた雨は大雨だった。 「どうしよう…」 教室にいた何人かがこっちを見た気がした。 私はあわてて口を押える。 思わず声に出していたらしい。 ――とにかく集中! 今は委員会のことだけを考えよう。 これは通り雨で、終わったら止んでいるかもしれないし。 私は外を見ないことに決めた。
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