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「ねえ、葵 きいてる?」
彼女が話をやめて、私の顔をのぞき込んできた。
「聞いてるわ。デートの服でしょう?」
私は考えるのをやめて、彼女に答える。
「そう!どうしようかな…やっぱりスカート?私服で会うの初めてだから緊張する…。」
イメージと違うって思われたらどうしよう…
そういって悩む彼女に言う。
「そうね・・・やっぱりスカートが無難じゃない?ほら、この前着てたワンピース、あれすごく似合ってた。それに・・・」
みずきの私服をみて、イメージが違うなんて言う男は私が許さない。
と、言いたいところを我慢する。
代わりに
「みずきは可愛いわ。自信もって。」
彼女を励ます。
「もう。葵、大好きっ!」
じゃあ、ワンピースにしようかな!
そういって腕を絡め、彼女は満面の笑みで見上げてくる。
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