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ブンブンと頭を振って、おかしな考えを追い出す。
今朝も早かったし、きっと疲れてるんだ。
顔を上げるとヤマシロ君がいない。焦りながら店内を見回すと、飲み物コーナーにいるのを見つけた。
後ろを向いたら丸見えなので慌てて棚の向こうに移動すると、間一髪でヤマシロ君がお菓子コーナーにやってきた。
危なかった。
ほっとして改めてヤマシロ君を見ると、さっきより柔らかい表情をしている。
男に使うのはおかしいかもしれないが、彼がすごく可愛く見える。
重症だな。早く帰って寝よう。
スーパーに行くのが面倒になりお弁当を見ていると、『いいから早く計算しろ!』と言う男の人の怒鳴り声が聞こえた。
どうやら前の人のレジが長いのにイライラしたおじさんが、店員に当たっているようだ。
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