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「奏斗、愛してる」
「う………ん……。俺も……俺も奏吾の事……あっ……、やっ、ダメだって……」
「ぐっすり寝てるから大丈夫だよ」
「でも……」
キスをしながら奏斗のすべらかな肌を撫でていると、止まらなくなってきた。
服を捲り上げて胸の突起に口づけをする。
ピクリと体が跳ねて、少し開いた口から何とも甘い吐息が漏れる。
奏斗の手が俺の髪を乱す。
ペロリと舐めると、体が大きくしなった。
「そ……うご……、そうご……。はぁ……ンン」
手と口で両方の胸を攻め立てると、奏斗の足の力が抜けて床にくずおれそうになる。
いくら華奢だと言っても力の抜けた男を支えきれず、二人で床に座り込んだ。
その時、チンとレンジの音がした。
「ふっ……アハハハ」
奏斗が笑いだした。
いくら我慢できないからって、俺はこんな狭い所でどこまでするつもりだったんだろう。
「奏斗の初めてはさ、もっとちゃんとした所で貰うから」
「ちゃんとしたって。
俺、女の子じゃないから夜景の見えるホテルとか期待してないよ」
「分かってる。
でも、こんなついでみたいじゃなくてちゃんとしたいんだ」
「うん、分かった。期待してるね」
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