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「バラマ、あまり無理しないでね。」
さっきまで大あくびをしていた、さすがのミュッチお姫様も、バラマの様子が心配になって、声をかけました。
「ダイジョウブ、ダイジョウブ…。ほら、見てくれよ…。へへ…、立派な水かきと背ビレが生えてきやがった…。
そら、あとひともぐりして、お宝とってきてやるよ…へへ…。」
あきらかに言動のおかしいバラマは、みんなが止める間もなく、
ドッポーン…
と、大きな音を立てて一気に飛び込んでいったのです。
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