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感情を表に出さないので、ツンツンしていると思われることもあるし、つまらない奴と思われることもある。
ただ実際につまらない人間であるという自覚もあるので、本当の自分は面白いんだぞ、と勘違いしているような、イタイ人間では無い、と思う。
他人からの印象なんてわからないのだけど。
食事は母が運んでくれたので、この家の一階にすらめったに下りることはなくなっていた。
階段から見下ろす階下は、見えない液体に浸されているようにも見えた。
それくらい階下に降りるという行為が億劫に思えた。
私は一応、生物学上は女子なのだけれども、それもあまり意味を持たなくなってきていた。
だって主に活動している電脳世界では、任意の性別を選択可能なのだから。
そして、私はそもそも穢れた世界に足を踏み入れていないのだから、お風呂になど入る必要はないと判断していた。
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