<Prologue>

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片腕には意識の無い銀髪の少女を担ぎ、 逆の手は、脱力して頭(こうべ)を垂れる ボクの細腕を強く掴み。 力任せに牽(ひ)く……。 肩が抜けようが構わないと言わんばかりの 引っ張り方だった。 彼にとって、とにかく……重要なのは、 出来るだけ遠くへ逃げ延びることだけ。
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