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カンカンと、 ガラス壁の向こう側から 何者かが叩く音で、 蘇芳は球体に乗せる手を止めた。 「スオーッ!」 馴れ馴れしく手を振る小さな生物は、 恐らく無視したら 扉を開けて押し入ってくるだろう。 蘇芳はガラス戸を開けて、 エリィを下に見る。
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