謎の声

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「こんにちは~」 と言いながら俺は、病室の扉を開けた。 女性はベッドに座りテレビを見ていた。 女性は、俺が自分の面会人であることを察知すると 「え??誰?」と言い少し不安そうになった。 俺は、女性に事の経緯を包み隠さず話した。女性は、それで俺がここに来たことを納得してくれたようだった。「ありがとう救急車呼んでくれて!本当にありがとうございました。」と女性。 「いえいえ、当然の事をしたまでですよ。私の名前なんですが、三善 真彦と申します。」 「みよし まさひこさんっていうんだ...私はね、上原 愛美 (うえはら まなみ)。私これからどうしていったらいいのかもう分からない...交通事故に遭ってから家族に迷惑を掛けてしまったし、会社を退社してしまった...あの時死んでればよかった!!」 「だめだ!今生きているというのはとても奇跡的なんです。あの規模の事故ならな上原さんは今ここにいなくてもおかしくはなかったんです。今は安静にしたほうが...」  「そうですよね...」
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