謎の声

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『よぉ。会社をさぼってインターネットか?』  「お前は!?」  『そんなことはどうでもいいだろう?それよりお前、被害者家族と連絡先交換しただろ?お前にしては良い選択をしたな。見直したよ。』 「見直した..だと? どういうことだ!?」 『お前の面倒ごとを避ける性格から考えると、お前は被害者家族とは110番で救急車を呼ぶというその場だけでの関係に終始するハズだった。しかし、お前は家族と連絡先を交換した。どういった風の吹き回しかは知らないがな。』 「なんなんだよ、お前!人のこと勝手に分析しやがって!」 『失敬な奴だな。オレはお前がこの世に生まれたときからお前の一番の理解者であり親友なんだぞ?』 「この世に生まれたときから?」 『そうだ。お前のことで知らないことなどオレには何も無いんだよ。』
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