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『それもそうだ。お前なら出来るだろうな。今日も楽しかったよ。また話そうぜ!じゃまたな』
「おいっ!?ちょっと待て!!」
俺は、あの声がまだ心の中に居ると思い必死に忘れようとした。
しかし、あの声が言っていた
『お前、そんなこと言ってると一生、恋愛も結婚も出来ないぞ?それでもいいのか?嫌だろう?』
『幼児の時だろ?お前自身は、初恋は中学の時だと思っているが、実のところ初恋は保育園のときだったのさ。しかもお前の初恋の相手は、保育園の先生だ。』
『少しは自覚しろよ?お前は今も昔も少しも変わってないんだよ。』
『4、5歳の子どもが大人の女性に恋心を抱くなんて無謀すぎるよな。』
『先生は人の子どもを勝手に家に持ち帰って育てることは出来ないからな。』
『お前は大人になって仕事もしてるから大人どうしの付き合いが出来るんじゃないのか?もちろん他の女性とだけどな?』
という言葉が脳裏を掠めた。なので、あの声のことを忘れることはいけないことだと思った。というのは、どちらも俺にとって大切なことだからだ。今日はいろいろと疲れた。なので早めに寝ることにしようと思いベッドに横になって寝ていると涙がとめどなくあふれてきた。
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