平凡

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会社に着いた。 ガラスの自動ドアを通り、自分の部署に行く。 僕は、この会社の管理部の総務課に配属している。 因みに管理部には総務課と業務課の2つの課がある。 優「おはようございまーす」 総務課の人に挨拶をすると、軽い感じの挨拶が帰ってきた。 「おはよお。優」 この人は、僕より2つ歳上の先輩の 日高雅弘。 優「おはようございます。日高さん」 雅弘「今日は随分来るの遅いじゃねえか」 優「そうですか?いつもと変わらないと思いますけど」 雅弘「いや!いつもより2分遅い!」 優「え。あ、ソウデスカ」 正直言うと、気持ち悪いなこいつって感じだ。 僕が来る時間をいつも気にしているってことか? というか、毎日同じ時間に来るわけないのに、何を基準にしているんだろうか。
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