平凡

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僕はジャケットを脱いで、作業着を着た。 総務課の仕事は、まず、出社したらメールチェックをする。 そして、売上集計や入金処理をする。 じゃ、まずメールチェックを済ませますか。 「おはようございます」 女性の声がして顔を上げると、同僚の 七島景子がいた。 優「おはよう。七島さん」 雅弘「おはよう!景子ちゃん!」 七島は日高が挨拶をすると微妙な笑顔を見せて席についた。 僕に関しては無視されたから日高さんはまだいい方だと思う。 というか、前々から思っていたけど、僕のこと嫌いなのか? どこに嫌う要素があるんだ。 そもそも、あまり話してもいないのに勝手に嫌われているのならそれは理不尽だ。
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