27人が本棚に入れています
本棚に追加
目の前が真っ暗になった。
と、どっかのゲームオーバー時のセリフが頭を過った。
(頭をよぎる?かんがえられる?あれ?俺たしか鉄筋に押し潰されて死んだはずじゃ...)
疑問が頭ん中を駆け巡るがとりあえず、今自分がおかれている状況を確認する為、眼を開き状態を起こす。
そして、自身の眼をうたがった。
「何で俺は外に....ってか草原に居るんだ?」
見渡す限りの草原。地球では見たことの無い風景に森羅は心を奪われた。時折吹く柔らかい風がなんとも心地い。
しばしその穏やかさに身を委つつ、改めて考える。
その結果、今の自分が陥ってる状況がよく読んでいたネット小説でありがちは異世界転生。またわ異世界トリップによくにていて、自分はひょんな事にそんなあり得ない体験を現在しているということになる。
「はぁぁ、まじかぁぁまさか本当に遭遇するなんて..運が良いのか悪いのか..
まあ運が良かったのかな。どうせ死んでたし、生きてても精々病院のベッドで一生を過ごしてたと思うし」
金もかかるしなー。っとぼやきながら歩き出した。行き先は勿論決まっていない。でもただ適当に、風に逆らわないように森羅は心踊る異世界生活の第一歩をふんだ。
最初のコメントを投稿しよう!