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雄叫びと同時にモンスターは森羅の胴廻り程ある脚を振り上げ、踏みつけてくる。
迫り来るモンスターの脚。対して森羅は只の人間。
あんなぶっとい脚で踏みつけられてはまず、生きられない。
(あーあ、俺はまた死ぬのか?せめて痛くないようにしてくれたらなぁ)
もう成す術もなく森羅は眼を閉じた。
..........あれ?まだ俺死んでねぇの?
数秒たってもこない死に森羅は眼を開けた。
そして森羅は眼を見開き
ジーーーー
「うわっちゃ!?」
飛び退いた。
眼。巨大な、森羅の頭程ある眼が森羅を覗いていた。なんだ?!なんで?!つか変な声でた!と心の中で叫びながら何とか落ち着こうと深呼吸した。
そして数回深呼吸して落ち着いた森羅は未だにこちらジッと見つめてくる馬っぽい?モンスターを見つめる。
ジーーーーー
ジーーーーーー
何分、まではいかないが数十秒程見つめ続けてると
「何者だ?貴様」
「...ふぁ?!しゃしゃしゃべった!!?」
馬っぽいモンスターの口からでた言葉に森羅は驚くが、ここは異世界。常識など通用しないという言葉が頭に浮かんだので納得できた
「質問に答えろ。貴様は何者だ?」
「え、えっと明智森羅って言います。そ、その人間です。後、違う世界から来たっていうかなんというか」
「ほう?なるほど...道理でお主から魔力を感じない筈だ。」
質問の答えを聞いて納得する馬。
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